Mon 6 DhQ 1435 - 1 September 2014
10518
ジンに助けを求めること
ある人を呪って祈りたいものが、「ジンよ、かれを捕まえておくれ。イフリートよ、かれを捕まえておくれ。7人(のジン)がおまえを捕らえて、背中をへし折り、血を吸っておくれ」と言った場合、この様な言葉に対する決まりはありますか。


アッラーに讃えあれ。 これはシルクであり、ジンに助けを求めている。人々の中には心の中でジンに対する畏怖の念を持ち、彼らの力を怖れている。かれらにはアッラーに対する誠実な信仰と信頼が欠けている。彼らはジンの幻想に騙されている。自らに恩恵をもたらしたり、自らを被害から守ることもできず、他人のことなどなおさらどうすることもできない創造物に助けを求めている。 シェイク・アブドルアジーズ・ビンバーズ(かれにアッラーの御慈悲を)がこのことについて質問されたとき、次のように述べた。 「これはアッラーと一緒に外のものを拝むよりも、さらに嫌悪すべきことである。我々は決してこのようなことをしてはならないし、意識しなければならない。周りの人々にも禁じるように忠告し、このようなことを行うものを非難しなければならない。このようなシルクの行為を行ったことが知られている人物は、ドウアを捧げ、誠実かつ純粋にアッラーだけを敬い、純粋にアッラーに対する悔悟を表明するまで、ムスリムの女性と結婚させたり、かれが屠殺した肉を食べたり、かれの埋葬の礼拝をしたり、かれの背後で礼拝してはならない。」 (イカーマット・アルバラーヒーン・アラ・フクム・マン・イスタガーサ・ビガイル・アッラー、 p. 30) 学術研究・ファトワ発行常設委員会は以下のファトワを公表した。 「ジンの助けを求めて、ジンに依頼して、誰かを害したり益することで自己の欲望を満たすことはシルクである。これはアッラー以外のものに向けられた崇拝の一種である。自己の欲求を満たすためにジンの世話になり、その代わりジンは人間から崇拝と信頼を勝ち得る。ジンは人間の欲望を満たすために求められる。」アッラー曰く(意味の解釈): 「かれが一斉にかれらを召集される日、(主は)『ジンのもの達よ、おまえたちは人々の多くを惑わせたのである。』(と仰せられよう。)人々の中、彼らのアウリーヤ(友人や援助者)が言う。『主よ。わたしたちはお互いに利用しあいました。しかしあなたがわたしたちに定められた期限が到来しました。』かれは仰せられよう。『業火があなたがたの住まいである。』アッラーのお好みになる限り、永遠にその中に住むであろう。本当にあなたの主は英明にして、全知であられる。」 このようにわれは、かれらが行ったことのために、ザアリムーン(多神教徒と不義の徒)は(罪を犯す)他のアウリーヤ(支持者と支援者)にした。 [家畜章(アル・アンアーム) 6:128-129] さらにアッラー曰く(意味の解釈): 「本当にある種の人間は、ジンの男性に庇護を求めた。しかしそれはかれら(ジン)はかれら(人間)の罪を助長した。」 [アル・ジン章 72:6] 人間がジンに助けを求め、他人に危害を加えたり、自分が恐れる人の悪意から守ろうとすることはすべてシルクである。このような状態にあるものは、かれの祈りや断食は無駄である。アッラー曰く(意味の解釈): 「もしあなたがアッラーに他のものを配するならば、あなたの行いはすべて虚しいものになり、必ずや失敗者となるであろう。」 [集団章(アッ・ズマル) 39:65] 「このような行いをしたことが分かっているものは、葬儀の礼拝をしたり、埋葬に参列することはできない。またかれはムスリムの墓地に埋葬することはできない。」 (ファトワ・アル・ラジュナ・アル・ダイマー、 1/407-408) ジンに助けを求め、かれらを信頼することはジャヒリーヤ(無知)の行いであるが、次のように、かれらが口にするシルクの言葉の中にその特徴が現れている。 「アッラーとあなたの助けによって。私はアッラーとあなたの庇護のもとにある。私はアッラーとあなた以外に誰も頼ることができません。私はアッラーとあなたの僕です。アッラーとあなたに信頼を寄せています。これはアッラーとあなたのおかげです。天国にはアッラーが、地上にはあなたがいます・・・・・・」 これらの言葉は、疑いもなくシルクの表現である。かれらは創造物を創造者と同列に配している。アッラーは比べえることなく、高みにおられる。 かれらはアッラーの代わりに、ジブリール(かれに平安あれ)やムハンマドを求め、「ジブリールよ、私を助けておくれ」とか「ムハンマドよ、私のために取り成しておくれ。」と無知な言葉を発する。我々が助けを求めるのは、アッラーだけである。
ムハンマド・イブン・サイード・アル・カハティーニ博士によるアアダート・ワ・アルファーズ・トカーリフ・ディーン・アッラー