Sat 8 Muh 1436 - 1 November 2014
2662
シフル(魔術)が起る前に避けるための定められた方法
シフル(魔術)が起る前に避けるために定められた方法 はありますか。


アッラーに讃えあれ。 シフルが起る前にその危険を避ける最も重要な方法は、イスラームで定められたアズカール(ジィクル)を通して庇護を求め、ドゥアをし、庇護を求めるために預言者(かれに平安とアッラーのご加護を)から伝えられている礼拝をすることである。それらが以下に示される。 1 – 定められた礼拝の後に必ず、アヤトル・クルシ [雌牛章 2:255] を唱える。サラームの後、アズカールを唱えたあとに行う。 2 – 就寝の前にアヤトル・クルシを唱える。これはクルアーンの中で最高のアヤである。アッラーは仰せられた(意味の解釈)。 「アッラーフ、ラーイラハ・イッラーホワ (アッラー、かれの外に神はなく)、アル・ハイユル・カイユーム (永世に自存される御方)。仮眠も睡眠もかれをとらえることはできない。天にあり地にある凡てのものは、かれの有である。かれの許しなくして、誰がかれの御許で執り成すことができようか。かれは現世で彼ら(かれの創造物)に何が起るのか、また来世で彼らに何が起るのかを知っておられる。かれの御意に適ったことの外、彼らはかれの御知識について、何も会得することはなかろう。かれの玉座は凡ての天と地を覆って広がり、それらを守って疲れも覚えられない。かれは至高にして至大である。」 [雌牛章 2:255] 3 –定められた礼拝の後に必ず、「クル・ホワ・アッラーフ・アハド」、「クル・アーゾフ・ビ・ラッビル・ファラク」、「クフ・アオーズフ・ラッビル・ナース」 [クルアーンの最後三つのスーラ]を唱え、ファジャルの礼拝後一日の始まりと、マグリブの礼拝後、夜の始まりにこれらのスーラを唱える。 4 –夜の始まりに、雌牛章の最後二つのアヤを唱える。このアヤでアッラーは次のように仰せられる(意味の解釈)。 「使徒(ムハンマド)は、主から下されたものを信じる。信者たちも同じである。かれらは皆、アッラーと天使達、諸啓典と使徒たちを信じる。彼らは『わたしたちは、使徒たちの誰にも差別を付けない』と言う。また、彼らは言う。『わたしたちは、教えを聞き、服従します。主よ、あなたの御赦しを願いします。わたしたちの帰り所はあなたの御許であります。』 アッラーは誰にも、その能力以上のものを負わせられない。人びとは自分で稼いだもので益し、その稼いだもので自分を損なう。『主よ、私たちがもし忘れたり、過ちを犯すことがあっても、咎めないでください。主よ、私たち以前のもの(ユダヤ人とキリスト教徒)に負わせたような重荷を、私たちに負わせないでください。主よ、私たちの力でかなわないものを、担わせないでください。私たちの罪障を消滅なされ、わたしたちを赦し、わたしたちに慈悲を御くだしください。あなたこそわたしたちのマウラ(愛護者、援助者、保護者)であられます。不信心の徒に対して、わたしたちを御助けください。』」 [雌牛章 2:285-286] またサヒーヒの伝承の中で、アッラーの使徒(かれに平安とアッラーのご加護を)の言葉が伝えられている。「夜にアヤトル・クルシを唱えるものは、アッラーの御加護の元で、夜が明けるまで、悪魔が近づかない。」またアッラーの使徒 (かれに平安とアッラーのご加護を)は サヒーヒの伝承の中で、「雌牛章の最後二つのアヤを唱えるものは、それで充分である。」と申された。この意味はアッラーが最もご存知であるが、あらゆる邪悪から十分護られるという意味である。 5 – アッラーの完全な御言葉で、アッラーが創造したものの邪悪から、昼も夜も、どこかで休息している時も、町の中に入る時も、砂漠の中、空の上、水上にいるときも庇護を求める。預言者(かれに平安とアッラーのご加護を) は申された。「休憩のために止まって『アオーゾ・ビ・カリマート・アッラーヒル・タアンマー・ミン・シャッリマ・ファラク(アッラーが創られたものの邪悪を避けるため、アッラーの完全な御言葉で庇護を求める)』と唱えるものは、その場所から動くまでは何も害するものはない。」 6 – ムスリムは、日の出と日没時に三回ずつ「ビスミッラー・アッラージー・ラーヤドル・マー・イスミヒー・シャイウン・フィルアルディ・ワラー・フィルサマアイ・ワフワ・アル・サミーイ・アル・アリーム(地上においても天においても誰も汚すことができないアッラーの御名において、かれはあらゆることを聴き、すべてご存知である。)」と唱えるべきである。サヒーヒの伝承によると、アッラーの使徒 (かれに平安とアッラーのご加護を) はこれを唱えるように、熱心に勧められた。あらゆる邪悪から護られる手段である。 誠意と信仰を持って常時に唱え、アッラーに信服を寄せ、かれを頼み、そのことに満足するものにとって、このようなアドハカールや庇護の礼拝は、シフル(魔術)やその他の邪悪を避ける最も重要な方法である。 シフルを被った後、それを避ける最も効果的な方法は、その被害や不安を取り除いていただくため、絶えずアッラーに懇願することである。シフルなどの不安を治すために、預言者(かれに平安とアッラーのご加護を)によって伝えらえたドゥアがあるが、それは彼(かれに平安とアッラーのご加護を)が教友たちを治療する時に使っていたルカイヤである。「アッラーフンマ・ラッバル・ナース、アドッヒビル・バース、ワシュフィー、アンタ・アッシャフィー・ラ・シファ・アイラ・シファー・ウカ・シファ・アンラア・ユガーディル・サカーム(おおアッラーよ。人類の主よ、害を取り除き、治してください。あなたこそが癒される御方であり、あなたの癒しの外に治せるものはない。あなたの癒しはいかなる病も残されない。)」外にもガブリエルが預言者 (彼に平安とアッラーのご加護を)を治したルカイヤがある。「ビスミッラー・ウルキーカ・ミン・クッリ・シャイイン・ユディーカ、ワミン・シャッリ・クッリ・ナフシン・アウ・アイニン・ハアシド・アッラー・ヤシュフィーク、ビスミッラー・ウルキーク(アッラーの御名において、あなたのためにルカイヤを行います。あなたを害しているものすべてから、あらゆる魂や邪眼の悪から、アッラーは癒される。アッラーの御名において、あなたのためにルカイヤを行います)」これは三回繰返さなければならない。アッラーが最もよくご存知である。
マジュムー・ファターワ・ワ・マカーラト・アッシェイク・アブダル・アジーズ・イブン・バーズ (彼にアッラーの御慈悲を)、第8巻